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マシニン(くわ科)

Cannabis fructus


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〜 アサ 〜


【分布】中央アジア原産で、古代に渡来し繊維作物のほか、薬用、食用として栃木、長野、岩手、広島、熊本などで栽培される1年草。


【形態】草丈1.5〜3m。茎は直立し鈍四稜形、緑色で細毛がある。葉は対生し、長柄がある。枝先の葉は互生し、掌状5〜9深裂、きょ歯緑。花期は夏。雌雄異株で雄花穂は円すい状、雌花穂は短い穂状、そう果は卵円形でやや扁平。


【薬用部位】種子(麻子仁<マシニン>)、未熟果穂を含む枝先および葉(大麻<タイマ>)。7月中、下旬に種子を採集して乾燥する。


【成分】パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸等。


【薬効薬理】マシニンの油性成分には、便を軟らかくして排便を促進する粘滑性緩下作用がある。


漢方では下剤として用いられる。

 
 
 

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