ビタミンとその役割
- info431045
- 4月2日
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更新日:4月4日
ビタミンは他の栄養素と違い、エネルギーを生み出すなどの役割は無いですが、少量でも必要量が満たされ、酵素の働きを助けて代謝を円滑にする陰の立役者としての役割を持っています。しかしこのビタミンは体の成長や生理機能の調整、疾病の予防などの日々の健康維持に不可欠なものにかかわらず、人の生体内でつくることができません。そのため食事などで外界から体内に取り入れることがどうしても重要になってきます。今回はこのビタミンについて少し触れてみます。
ビタミンの定義「微量で体内の代謝に重要な働きをしているにもかかわらず、自分で作ることができない化合物」
ビタミンの選び方と服用上の注意
【服用上の注意】ドラッグストアーなどでさまざまなビタミン剤がところ狭しと並べられ、あちらこちらで発売されています。ただ、ビタミンと言えども副作用もありますので服用量、服用日数など 医師、薬剤師に相談するなり、用法用量を守って服用してください。◆ 水溶性ビタミンは多く服用しても尿から排泄されるので副作用はまず心配ありませんが、決められた量以上の服用は避けて下さい◆ 脂溶性ビタミンは多量に服用し過ぎると体内に蓄積し害を及ぼす可能性があります ● ビタミンAは妊娠中に摂取し過ぎると胎児に影響が出る場合があります ● 尿路結石を何度か起こしている方は、ビタミンDの摂り過ぎで尿中のカルシウムが増えて石を作りやすくなります ● ビタミンEは脂溶性ですが過剰に摂った時の副作用ははっきりしていません
など
ビタミンの種類と主なはたらき
【 水溶性ビタミン 】
水に溶けやすい性質を持つビタミンです。水に溶けやすいため過剰に取っても 過剰分は尿中に排泄され、体内に蓄積されにくいビタミン。
特にビタミンB群は体内の酵素の働きを助ける『補酵素』の働きをします。
【 脂溶性ビタミン 】
油に溶けやすい性質を持つビタミンです。油に溶けやすいため油脂と一緒に取ることで吸収力が上がります。水溶性ビタミンと違い過剰摂取には注意が必要です 。
【 ビタミン様物質 】
ビタミンとして認定されているものの他、ビタミンに類似した作用をもっていたり、ビタミンの働きを助けたりしますが、体内で作り出すことが可能で摂取の必要性が認められないなどの理由からビタミンに分類されない物質を「ビタミン様物質」といいます 。


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