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ハンゲ(さといも科)

Pinelliae tuber




~ カラスビシャク ~


【分布】北海道から九州および朝鮮半島、中国に分布し、畑地の雑草として普通に生える多年草。


【形態】地下に径1cm内外の球茎があって、1~2枚の葉を出す。葉柄は長く中央部にしばしば玉かご(珠芽)を生じる。葉は3出複葉、花期は5~7月。花茎の先に肉穂花序ができ草丈40~60cm。


【薬用部位】球茎(半夏<ハンゲ>)。夏、花のある時期と10月の作物の堀りあげ時期に球茎を採集する。細長い根を除いて、水と砂を入れた容器に入れてかきまぜながら外皮をとり除き、これを水洗いして日干しにする。


【成分】球茎にホモゲンチジン酸、3,4-ジハイドロキシベンズアルデヒドおよびその配糖体、アミノ酸等。


【薬効薬理】漢方では健胃消化・嘔吐・鎮咳・去痰等を目的として各種処方に配合される。

 
 
 

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