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ハナキリン (トウダイグサ科)

Euphorbia milli Desmoul. var. splendens Ursch et Leandri




 【用部】根・茎=テッカイドウ 鉄海棠


 【用途】排膿、解毒、止血


アフリカのマダガスカル原産、トウダイグサ科の低木状多肉植物で大正初期に渡来し、通常観賞用に栽培されています。花びらは苞で中心部の小さな部分が花で可愛らしい花をつけます。2枚の花びらの形が唇に似ていることから「キス ミー クイック(Kiss me quick)」の別名も持っていますが、葉や茎に傷をつけると乳液がでて、この乳液には接触皮膚炎をおこす成分が含まれるので注意が必要です。


この乳液の中からユホール,チルカロール,ユホルボールやアミリンをはじめ,さまざまな成分が発見されています。


茎全体に鋭いトゲと有毒な液体をもちながら、花言葉「冷たくしないで」別名「早くキスして」の異名をもつハナキリン。不思議な魅力を持つ植物ですね。


 
 
 

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