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ニンジン(うこぎ科)

Ginseng radix



【分布】朝鮮半島、中国、ウスリー、日本では長野、福島、島根で栽培される多年草。


【形態】草丈は60cm前後。根は直下し、根茎は通常短い。花期は夏。茎の先端に淡緑色の小さな花を多数つける。


【薬用部位】根。苗床に播種後5~6年目の8~9月、地上が枯れる頃根を掘り上げ、水洗いしながら表皮を除き日干しにする(←白参)か、水洗後、約3時間蒸し、乾燥室に入れ火力乾燥する(←紅参)。


【成分】サポニンとしてジンセノイドRo、Ra~Rh、他にパナキシノール、β-エレメンなど。


【薬効薬理】ジンセノサイドにたんぱく質、DNA合成促進作用、サポニン分画に抗疲労、血糖降下作用などの有する。漢方では、強壮、強心、健胃補精、鎮静薬として、食用不振、消化不良、下痢、嘔吐、衰弱などに用いられる。

 
 
 

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