トウニン(ばら科)
- info431045
- 4月2日
- 読了時間: 1分
「Persicae semen 」

~ もも(桃)~
【分布】中国西北部黄河上流地帯の原産で、古く日本に渡来し、現在は果樹として広く植栽される落葉低木か小高木。
【形態】モモの木。樹高3m内外。枝は無毛で若時には粘りけがある。花期は4~5月。出葉前に白色から淡紅色の5弁花をつける。核果は有毛で初夏に熟する。
【薬用部位】種子(桃仁<トウニン>、桃核仁)。3~4月に半開の花蕾を採集し、日干しにする。果実を夏に採集し、外の硬い殻を割って種子を日干しにする。
【成分】アミグダリン、プルナミン、酵素のエムルシン、精油、オレイン酸及びリノール酸のグリセリンエステル等。
【薬効薬理】水性エキスには、ウサギで血液凝固時間の延長が認められた。
漢方では消炎性の駆瘀血薬として、月経の不順や困難、下腹部満痛等に用いる。
Comments