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チンピ(みかん科)

Aurantii nobilis pericarpium


【分布】中国では湖南省、湖北省。日本の中部、南部の暖地に広く栽培されている常緑低木。


【形態】樹高3m。葉は互生し楕円形で両端がとがる。花期は初夏。こずえの葉えきに多数の白色の小さな花をつける。


【薬用部位】果皮。果実が十分に熟する秋から冬にかけて外果皮を採取し、日干しする。


【成分】精油のd-リモネン、γ-テルピネンなどの他、シネフリン及びフラバノン配糖体のヘスペリジンなどを含む。


【薬効薬理】漢方で多用され、芳香性健胃薬として用いられるほか、風邪薬・去痰薬・咳鎮薬として、食欲不振・吐き気・瀉下・しゃっくり・痛み・胆石などに用いる。

 
 
 

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