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ジギタリス(ゴマノハグサ科)

Digitaris purpurea


 不整脈やうっ血性心不全などの心臓疾患に繁用され、心筋に特異的に作用するステロイド配糖体の一種。学名のプルプレアは「紫色の」の意で花色に由来しており、日本には明治時代に渡来したとされている。


西洋では「魔女の秘薬」と呼ばれ、民間薬として使用されていたがのちに医師による薬として使われ始めた。有効成分の化学構造の特定がなされ現在のように医療で汎用されるようになるまでに150年もの年月を有した画期的な薬のひとつ。


 
 
 

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