ショウキョウ(しょうが科)
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- 4月2日
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「Zingiber officinale (L.) Rose.」

【分布】熱帯アジアの原産で、日本には2600年以上前に渡来し、食用、薬用、調味料の原料用に各地で栽培される多年草。
【形態】草の丈は30~50cm。根茎は多肉質で節から偽茎を直立する。日本では花をつけないが、暖地ではまれに開花する。
【薬用部位】根茎(生姜、乾生姜、乾姜)。根茎を堀上げ、水洗い後そのまま使用(生姜)か皮を除いて石灰粉をまぶし、日干しにする(乾生姜、生姜)。また蒸して乾燥する(乾姜)。
【成分】根茎に辛味成分のジンゲロン、ショウガオール、ジンゲロール、精油のジンギベロール、ジンギベレン、α-、β-、γ-ビサボレン、α-、β-クルクメンなどを含む。
【薬効薬理】「生姜には唾液中のジアスターゼの作用を促進し、また強い殺菌作用を示し、特にジンゲロン、ショウガオールに強い作用がみられる。乾姜にも辛味性健胃作用がある。生姜は芳香性健胃、矯味、矯臭、食欲増進薬として腹痛、腰痛などにも用いられる。
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