top of page

ケイヒ(くすのき科)

Cinnamomum cassia Blume


【分布】中国福建、広東、広西、雲南各省、ベトナム北部、インドネシアに分布し、山地の斜面や砂地などに生える常緑高木。


【形態】樹高10~15m。樹皮は灰褐色で芳香あり。花期は5~7月。


【薬用部位】樹皮(→ケイヒ)、果実(→ニクケイシ)。樹皮を採集して水洗い後、日干し。


【成分】樹皮にケイアルデヒド、ケイヒ酸、オイゲノール、果実にケイアルデヒド、クマリン、ケイヒ酸、プロトカテコール酸などを含む。


【薬効薬理】ケイヒの精油は腸のぜん動運動を亢進し、一部殺菌作用確認されている。ケイヒ、ニクケイシは健胃、駆風矯味、解熱、鎮痛薬として頭痛、発熱、感冒、身体疼痛などに用いられるほか香料などにも使用されている。

 
 
 

最新記事

すべて表示
ビタミンとその役割

ビタミンは他の栄養素と違い、エネルギーを生み出すなどの役割は無いですが、少量でも必要量が満たされ、酵素の働きを助けて代謝を円滑にする陰の立役者としての役割を持っています。しかしこのビタミンは体の成長や生理機能の調整、疾病の予防などの日々の健康維持に不可欠なものにかかわらず、...

 
 
 
臨床検査基準値一覧

1. 血液一般検査 2. 血液生化学検査 3. 尿検査 4. 血清学検査 5. 腎機能検査 1. 血液一般検査 項目 単位 基準範囲  高値 低値 血圧 (BP) mmHg 収縮期:100~140 拡張期:60~90 高血圧 動脈硬化 心不全 低血圧症  赤血球数...

 
 
 
芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)

「芍薬」と「甘草」というたった2種類の生薬から構成される妙薬 漢時代の「傷寒論」という古典書に載っている処方で、現在でもよく使用される代表的な漢方薬のひとつ。 この処方は2種類の生薬から構成されており、どちらの生薬も痛みを緩和する作用があり、けいれん性の痛みの緩和薬など、各...

 
 
 

Comentários


bottom of page