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クズ(葛)(まめ科)

Pueraria lobata (Willd.) Ohwi


【分布】北海道から九州、中国、東アジア温帯地方に分布し、山野、向陽の土手などに生えるつる性木本。


【形態】茎は基部が木質で著しく伸長し、長さ10mに達する。花期は7~9月。


【薬用部位】根(葛根)。貯蔵根を掘り上げコルク皮を除いて縦割りにするか、5mmほどののさいの目に切って日干しにする。


【成分】根にでん粉、ダイジン、ダイゼイン、プエラリン、プエラリン-7-キシロサイドなどのイソフラボン誘導体などを含む。


【薬効薬理】発汗、解熱、鎮痙薬として熱性病、感冒、首、背、肩のこりなどに用いられる。

 
 
 

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