キジツ(みかん科)
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- 4月2日
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「Aurantii fructus immaturus 」

~ ダイダイ(橙)~
【分布】インド・ヒマラヤ地方原産の常緑小高木。
日本へは古く中国から渡来。
【形態】樹高5m内外。枝にはとげがある。葉は互生し卵状長楕円形、先端がとがる。花期は初夏。こずえの葉えきに、1~数個の白色の花を開く。果実は球形で、冬に熟して黄色になる。果実は酸味が強いので食用にされない。
【薬用部位】果皮(橙皮<トウヒ>)、未熟果実(枳実<キジツ>、枳殻<キコク>)。成熟した果皮を乾燥する。未熟な果実をとり、そのままもしくは半分に横切りし乾燥する。
【成分】精油のd-リモネン、リナロール、シトラール、フラボノイドのヘスペリジン、ナリンギン等。
【薬効薬理】水性エキスには抗アレルギー作用がある。
漢方では芳香性健胃薬として、胸腹部のつかえ・膨満感等を目標に用いられる。
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