オウゴン(しそ科)
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- 4月2日
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「Scutellariae radix 」

~ スクテラリア・アモエナ ~
【分布】中国の四川、貴州、雲南などに分布し、山間の林縁に生える多年草。
【形態】草丈は10~30cm。茎は直立し、稜にそって白い呂の柔毛がある。葉は長楕円形ないしは広皮針形。長さ2~3.5cm、幅7~14mm、全縁もしくはやや粗いきょ歯があり、無柄、両面に細かい柔毛がある。総状花序は頂生。花冠は長さ2.4~3cm、紫ないし青紫色。小堅果は楕円形、褐色で柔毛におおわれる。
【薬用部位】根(黄芩<オウゴン>)。春~初夏および秋に根を掘り取り、日干しにして半乾燥したのち、コルク皮を除き、再び日干しにする。
【成分】フラボノイドのバイカリン、バイカレイン、オウゴニン等。
【薬効薬理】バイカリン・バイカレインには、抗炎症・抗アレルギー・降圧・利尿等の作用がある。
漢方では、解熱・消炎・鎮痛・止血等の効果があるとされ、健胃・下痢・鼻出血等に応用される。
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